明石市議会 2022-06-23
令和 4年生活文化常任委員会( 6月23日)
○
佐野統括理事 統括理事の佐野でございます。
市としましては、御質問頂きましたようにSDGsの観点からも環境ということは非常に重要だと考えております。特に脱炭素の問題というのも、取り組んでいかなければならない非常に大きな課題だと考えております。
そのような中で、人員体制の御質問でしたけれども、限りある人員体制の中でより専門的な知識を持った職員を増やすのかということも市全体としても必要なことかと思っておりますので、全庁的な問題として総務局とも協議しながら取り組んでいくべきだと考えております。
また、専門家の知識につきましては、
環境審議会等もございますけれども、そういった審議会に入っておられる方々、及びそのことに特化した専門家の意見をより多く聞くように、積極的にしていきたいと考えております。
以上です。
○
穐原成人委員長 他にございますでしょうか。
ないようですので、報告を聞いたということを御確認願います。
次に移ります。
付託された議案の審査に入ります。
議案は5件であります。
最初に議案第50号、明石市戸籍・
住民票関係手数料徴収条例等の一部を改正する条例制定のことを上程いたします。
それでは、説明を願います。
中野市民生活室長兼市民課長。
○
中野市民生活室長兼市民課長
市民生活室長兼市民課長の中野でございます。
議案第50号、明石市戸籍・
住民票関係手数料徴収条例等の一部を改正する条例制定のことについて、
委員会資料にて説明をさせていただきます。
委員会資料を御参照ください。
1、改正の目的についてですが、令和4年10月からの
コンビニ交付サービスの実施に当たり、市民の利便性の向上と
コンビニ交付を推進するため、
コンビニ交付の場合の
交付手数料を新たに定めるものです。
2、改正の概要についてですが、(1)につきましては、本市において
コンビニ交付の対象となる住民票の写し、
印鑑登録証明書、所得証明書のそれぞれに関係する条例を改正します。(2)の改正の内容につきましては、それぞれ
窓口交付手数料300円のところを
コンビニ交付については100円とします。
3、施行期日につきましては、
コンビニ交付を開始する10月1日とします。
4、その他の(1)
コンビニ交付の利用につきましては、全国の
コンビニエンスストア等に設置された
マルチコピー機により住民票等の取得が可能となり、その利用には
マイナンバーカードが必要となります。また、(2)の窓口やコンビニに行くことができない事情のある高齢者、障害者の方へ職員が証明書を御自宅へ持っていく
各種証明書宅配サービスにつきましては、令和4年10月の
サービスコーナー地区の先行実施に向けて、現在検討し、進めているところでございます。(3)の窓口交付の手数料につきましては、
コンビニ交付は、全国の
コンビニエンスストア等で早朝から深夜まで居住地を問わず証明書を取得できるメリットがありますが、一方で、御自身で機械を操作しなければならないことや、様々な手続において証明書を取得する場合、どういった証明書が必要なのかを窓口で確認してもらってから交付申請をされる方もおられます。窓口交付及び
コンビニ交付でのメリット・デメリットや、それに伴う市民への経済的負担を考慮していく必要があることから、
コンビニ交付導入後の状況を見極め、
コンビニ交付の対象となる証明書の
窓口交付手数料につきましても見直しを行っていきます。
以上で議案第50号、明石市戸籍・
住民票関係手数料徴収条例等の一部を改正する条例制定のことについての説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。
○
穐原成人委員長 議案の説明は終わりました。
御質疑、御意見はございますでしょうか。
林委員。
○
林健太委員 先ほどの説明の中で、各種証明書の
宅配サービスというのは、職員が持っていくと言われていましたけど、職員が手渡しで持っていくということなんですかね。
○
穐原成人委員長 中野市民課長。
○
中野市民生活室長兼市民課長 市民課長の中野でございます。
今現在、その辺も検討しているところですが、職員が直接御自宅に持っていくというサービスとなります。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 その際のスキームといいますか、希望者の手元に届くまで、どういった形の流れになるんですかね。
○
穐原成人委員長 中野市民課長。
○
中野市民生活室長兼市民課長 市民課長でございます。
他市でも同じようなサービスをやっているところがありまして、大体同じようなスキーム、これから検討はしていきますが、まずは電話申請という形で受け取りまして、それから必要な証明書の内容確認、そして、訪問できる日時の設定をさせていただきまして、そこから準備をして、行く日にちを決定し、御自宅まで職員が出向くという形になります。
以上です。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 あとは情報漏洩といいますか、
各種サービスにおいて、非常に個人情報が載っておりますので、それをいかに職員さんであろうとも見ないようにするといいますか、その
セキュリティー関係と、あと、郵送ではあかんのですかね。その辺り伺います。
○
穐原成人委員長 中野市民課長。
○
中野市民生活室長兼市民課長 市民課長でございます。
郵送についてですが、現在もやっております。郵送料が当然かかるということもございます。今回の
コンビニ交付を導入することで窓口交付、それから
コンビニ交付という選択肢は広がる一方で、身体的事情により行くことができないという方に対しまして、本人確認については直接その場でさせていただくという形で
セキュリティーは保っていきたいと思っております。
以上です。
○
穐原成人委員長 他にございますでしょうか。
丸谷委員。
○
丸谷聡子委員 今、
コンビニ交付の手数料については100円という設定をされたということですけれども、他市はどのような状態なのか教えていただけますでしょうか。
○
穐原成人委員長 中野市民課長。
○
中野市民生活室長兼市民課長 市民課長の中野でございます。
他市の状況につきましては、兵庫県内におきましては、一番多いのは窓口の
交付手数料より低い200円という形になっていまして、その次に同額の300円、一番低いところでいきますと100円というところが1つございます。
以上です。
○
穐原成人委員長 丸谷委員。
○
丸谷聡子委員 100円というのは一番低い価格設定ということで、市民の方にこういった利便性を実感してもらえるためには必要なのかもしれませんけれども、一番低い値段で設定してしまうと、妥当かどうか今後検証していったときに値上げをするということができないと思うんですけれども、その辺は大丈夫でしょうか。
○
穐原成人委員長 中野市民課長。
○
中野市民生活室長兼市民課長 市民課長でございます。
値上げにつきましては、今のところは考えてはおりませんので、
コンビニ交付の状況を見極めまして、その辺についてはしっかりと検討していきたいと考えております。
以上です。
○
穐原成人委員長 他にございますでしょうか。
ないようですので、質疑を終結いたします。
それでは、採決に入ります。
おはかりいたします。
議案第50号は、原案どおり承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
穐原成人委員長 御異議なしと認め、議案第50号は原案どおり承認いたしました。
次に移ります。
議案第52号、明石市
国民健康保険条例の一部を改正する条例制定のことを上程議題に供します。
それでは、議案の説明を求めます。
和歌国民健康保険課長。
○
和歌国民健康保険課長 国民健康保険課長の和歌でございます。
議案第52号、明石市
国民健康保険条例の一部を改正する条例制定のことにつきまして説明いたします。
お手元の
委員会資料を御参照願います。
1の未就学児に係る被
保険者均等割額の減額でございます。(1)の目的につきましては、昨年6月に全世代対応型の
社会保障制度を構築するための
健康保険法等の一部を改正する法律が成立しまして、子育て世帯の
経済的負担軽減の観点から、
国民健康保険法施行令の改正により未就学児に係る被
保険者均等割額の軽減措置が講じられることになったことに伴いまして、本市においても被
保険者均等割額を減額しようとするものでございます。(2)の概要につきましては、全世帯の未就学児に係る被
保険者均等割額について、その5割を減額いたします。なお、既に低
所得世帯軽減の適用がある場合は、適用後の残りの5割を減額いたします。(3)の財源につきましては、記載のとおりでございまして、地方交付税が措置されるため市の新たな負担はございません。
次に、2の
保険料賦課限度額の引き上げでございます。(1)の目的につきましては、
国民健康保険料の上限額となる賦課限度額を引き上げる政令の改正に合わせて本市の条例を改正するものでございます。
賦課限度額の引き上げを行い、高所得者層に応分の負担を求めることにより、
中間所得者層の
保険料引き上げ抑制を図ることができます。(2)の概要につきましては、令和4年度における
賦課限度額について、政令の
基準どおり基礎賦課分を65万円に、
後期高齢者支援金等分を20万円に改正いたします。(3)の影響につきましては、対象世帯数は約760世帯、
保険料影響額は約1,800万円増加の見込みとなります。
3の明石市
国民健康保険運営協議会の答申でございますが、上記1、2につきましては、
運営協議会へ諮問し、改正を承認する旨の答申を得ております。
4の施行期日でございますが、公布の日といたします。
説明は以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。
○
穐原成人委員長 議案の説明は終わりました。
御質疑、御意見はございますでしょうか。
宮坂委員。
○
宮坂祐太委員 委員会資料の3と4に関連をしてなんですけれども、令和3年度第2回明石市
国民健康保険運営協議会の資料でありますとか、会議録のほう、私も見させていただいたんですけれども、この
国民健康保険運営協議会の資料を見ますと、市長からこの
運営協議会の会長に対しての諮問の際に、施行予定時期につきまして、令和4年4月1日という形で諮問がなされておりました。
現に、例えば、お隣の神戸市さんなんかも見ましても、今回の明石市の条例改正と若干、神戸市さんの条例改正、中身が異なる部分はあるんですけれども、3月議会のほうで議案を提案されて、4月1日に神戸市さんのほうで施行がなされております。
今回、3月議会のスタートとなります
議会運営委員会であるとか、代表者会が開かれたのが2月14日で、この令和3年度第2回の
運営協議会の開催が2月9日でしたので、間に三連休も挟んでましたから、実際、3月議会で議案を提案しようと思えば、その答申の取りまとめですとか、答申を市長が受け取ったりとか、その他もろもろの事務手続を踏まえますと、相当タイトだったんだろうなというのは想像がつくところではあるんですけれども、今回、もともと4月1日という形で諮問していたにもかかわらず、3月議会の議案提案、4月1日施行とならずに、このたびの6月議会の提案、そして、施行期日が公布の日となったのはなぜなんでしょうか。
○
穐原成人委員長 和歌国民健康保険課長。
○
和歌国民健康保険課長 国民健康保険課長の和歌でございます。
今回、議案として提案させていただいております条例改正のうち、未就学児に係る被
保険者均等割額の減額につきましては、昨年6月の法改正を受けまして9月に政令が改正されました。
しかしながら、先ほど宮坂委員がおっしゃいました2月14日が3月議会の議案送付日で、その時点では
保険料賦課限度額の引き上げにつきましては政令がまだ改正されておりませんでした。その後、2月18日に
賦課限度額の政令が改正されたことから、6月に条例改正議案を提案させていただいております。
議案では、施行期日を公布の日としておりますが、議案を承認していただいた後、令和4年度の保険料につきましては、令和4年4月分から令和5年3月分までの保険料として賦課決定を行いまして、7月に保険料決定通知書を被保険者に送付することとしておりまして、事務執行上の支障はございません。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 宮坂委員。
○
宮坂祐太委員 理解をしました。
今の御説明の中でも7月に決定通知書を送付するので、事務執行上、特に問題はないという御答弁も頂きましたけれども、普通徴収については、確かに7月に決定通知書が送られてきて、第1期の納期限も7月末なんで、確かに普通徴収の場合は特段影響はないのかなと思うんですけれども、特別徴収の場合は、第1期の天引きが4月15日で、第2期の天引きが6月15日で、既に2回、特別徴収の天引きが終わっていると思うので、その辺りは影響はないですね。大丈夫ですね。
○
穐原成人委員長 和歌国民健康保険課長。
○
和歌国民健康保険課長 国民健康保険課長でございます。
保険料の納付方法のうち、特別徴収につきましては、年6回の年金支給日に年金から天引き徴収しておりまして、4月、6月、8月につきましては、仮徴収として、前年度の2月と同額の保険料を徴収させていただいております。
その後、7月に保険料決定通知書でお知らせする10月、12月、2月の本徴収につきましては、仮徴収の保険料と調整を行いまして決定し、徴収させていただいておりまして、今年度につきましても影響はございません。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 他にございますでしょうか。
ないようでございますので、質疑を終結いたします。
それでは、採決に入ります。
おはかりいたします。
議案第52号は、原案どおり承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
穐原成人委員長 御異議なしと認め、議案第52号は原案どおり承認いたしました。
次に移ります。
議案第56号、
明石クリーンセンター焼却施設プラント設備保全
工事請負契約のこと、及び同第57号、明石クリーンセンター破砕選別プラント設
備保全工事請負契約のことについては、関連する議案ですので一括して議題に供します。
なお、採決は1件ずつ別々に行います。
それでは、議案第56号及び議案第57号の説明を求めます。
丸山新ごみ処理施設建設準備担当課長。
○丸山新ごみ処理施設建設準備担当課長 新ごみ処理施設建設準備担当課長の丸山でございます。
議案第56号、
明石クリーンセンター焼却施設プラント設備保全
工事請負契約のこと、及び議案第57号、
明石クリーンセンター破砕選別施設プラント設備保全工事請負契約のことにつきまして、一括して
委員会資料に基づき説明させていただきます。
議案第56号関連資料を御覧ください。
明石クリーンセンター焼却施設プラント設備保全
工事請負契約についてでございます。
1点目の提案理由でございますが、本案は、
明石クリーンセンター焼却施設プラント設備保全
工事請負契約を締結することについて地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により提案するものでございます。
2点目の事業の概要ですが、今回実施するプラント設備保全工事は、焼却施設の機械設備等の保全工事でございます。明石クリーンセンターは、供用開始後24年目を迎え経年劣化が著しい状況の中、施設の効率的な保全の実施を行うための保全計画を策定しております。今回の保全工事につきましても、この計画に基づいたもので、施設の能力と信頼性の回復を図るものでございます。
3点目の工事の内訳でございますが、設備、工事費など、表に記載のとおりでございます。
4点目の工事期間につきましては、契約締結の翌日から令和5年3月10日まででございます。
次のページを御覧ください。
5点目の入札結果ですが、落札者は日鉄環境エネルギーソリューション株式会社、落札金額は税込みで3億4,100万円、落札率は91.47%、入札参加者数は1者でございました。
資料の末尾に図面をつけさせていただいておりまして、斜線の部分が今回の工事範囲となっております。
続きまして、議案第57号関連資料を御覧ください。
明石クリーンセンター破砕選別施設プラント設備保全工事請負契約についてでございます。
1点目の提案理由でございますが、本案は、
明石クリーンセンター破砕選別施設プラント設備保全工事請負契約を締結することについて地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により提案するものでございます。
2点目の事業の概要でございますが、今回実施するプラント設備保全工事は、破砕選別施設の機械設備の保全工事となっております。明石クリーンセンターは、供用開始後24年目を迎え経年劣化が著しい状況の中、施設の効率的な保全の実施を行うための保全計画を策定しており、今回の保全工事につきましても、この計画に基づいたもので、施設の能力と信頼性の回復を図るものでございます。
3点目の工事の内訳でございますが、設備、工事費など、表に記載のとおりとなっております。
4点目の工事期間につきましては、契約締結の翌日から令和5年3月10日まででございます。
次のページを御覧ください。
5点目の入札結果ですが、落札者は川崎重工業株式会社神戸工場、落札金額は税込みで1億6,720万円、落札率は94.76%、入札参加者数は1者でございました。
こちらも資料の末尾に図面をつけさせていただいておりまして、斜線の部分が今回の工事範囲となっております。
以上をもちまして、議案第56号及び57号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。
○
穐原成人委員長 議案の説明は終わりました。
御質疑、御意見はございますでしょうか。
林委員。
○
林健太委員 担当として新ごみ処理施設ということになっていますけれども、保全計画なんですけど、うまいこといってるのかというところと、あと、建て替えまでに結局、合計この保全工事でどの程度かかるか、その辺り確認したいんですけれども。
○
穐原成人委員長 丸山新ごみ処理施設建設準備担当課長。
○丸山新ごみ処理施設建設準備担当課長 新ごみ処理施設建設準備担当課長の丸山でございます。
保全計画、今の保全工事についての御質問ということですが、新ごみ処理施設は建設に向けて検討を開始しているところでございまして、建設をすると検討を開始した時点からおおむね10年かかると言われております。これまで、新型コロナウイルスの感染による延期であったり、環境省が本年4月1日にプラスチックの資源循環促進法を制定したりというところがございまして、その辺りが施設整備に大きく影響するということで、少し延期していたところではございますけれども、現在のクリーンセンターに関しましては、今後、7年、8年以上は使用していく見込みでございます。それにつきましては、クリーンセンターでのごみの安定処理、また、適正に処理していく必要がございますので、それ相当の保全工事を計画していきます。ただし、新ごみ処理施設のほうは、今後供用していきますので、それに無駄のないような施設の切り替えができるように計画していく検討をしております。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 エアコンで例えたら、古くなったエアコンを幾ら節電しても切りがない状態になってくると思いますので、建て替えが必要だったら、もう付け焼き刃を続けるよりも早急にしっかりと検討に入って、早急に実施計画をつくっていただきたいと考えます。
○
穐原成人委員長 丸山新ごみ処理施設建設準備担当課長。
○丸山新ごみ処理施設建設準備担当課長 新ごみ処理施設建設準備担当課長です。
委員御指摘のとおり、現在のクリーンセンターのほう、適切な保全工事をしているところでございますが、老朽化も進んでおりますので、新たなごみ処理施設の早期建設着手に向けて、現在検討を進めておりますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。
○
穐原成人委員長 他にございますでしょうか。
ないようでございますので、質疑を終結いたします。
それでは、採決に入ります。
おはかりいたします。
議案第56号は、原案どおり承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
穐原成人委員長 御異議なしと認め、議案第56号は原案どおり承認いたしました。
続けて、おはかりいたします。
議案第57号は、原案どおり承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
穐原成人委員長 御異議なしと認め、議案第57号は原案どおり承認いたしました。
次に移ります。
議案第59号、令和4年度明石市
一般会計補正予算(第4号)〔分割付託分〕を上程議題に供します。
それでは、議案の説明を求めます。
高橋政策局長。
○
高橋政策局長兼市長室長 政策局長の高橋でございます。
議案第59号、令和4年度明石市
一般会計補正予算(第4号)〔分割付託分〕につきまして、御説明させていただきます。
議案書、一般の1ページをお願いいたします。
歳入歳出予算の補正、第1条でございますが、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれに11億6,492万円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,234億5,965万7,000円にしようとするものでございます。
8ページ、9ページをお願いいたします。
続きまして、歳入歳出補正予算事項別明細書を御説明させていただきます。
歳入でございますが、1款 国庫支出金、1項 国庫補助金、1目 総務費国庫補助金、1節 総務管理費補助金の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金につきましては、追加交付の通知があったものなど、令和4年度に活用することのできる予算未計上分を追加するものでございます。
12ページ、13ページをお願いいたします。
次に、歳出でございます。
1款 総務費、1項 総務管理費、1目 市民全員・飲食店サポート費でございますが、内容につきまして、資料により御説明させていただきます。
関連資料を御覧ください。
まず、目的でございますが、本事業は、コロナ禍における原油価格・物価高騰に直面している市民の暮らしを守るとともに、市内の経済活動を支えるための緊急生活支援策として実施するものであり、飲食や小売り、タクシーなどに利用できるサポート利用券を用い、市が市民全員をサポートし、結果として、市民全員で事業者をサポートするものでございます。
次に、対象者ですが、令和4年6月1日現在で住民基本台帳に登録がある市内在住の市民、約30万5,000人となります。
利用できる店舗は、前回実施時に登録頂いた市内の飲食店、日用品店、タクシー事業者など1,080店舗でございます。利用できる店舗につきましては、前回実施時、議会からの御意見を踏まえまして、前々回の650店舗から1,080店舗まで増やしたところでございますが、さらに市民の選択肢を増やしまして、より多くの地域事業者へ支援を広げられるよう、サポート利用券の利用可能店舗につきましては、本事業の趣旨を踏まえまして、さらに拡大していく予定でございます。
次に、サポート利用券の有効期間でございますが、10月1日から12月31日までを予定しております。
給付額につきましては、1人当たり3,000円、500円のチケット6枚を給付するものでございます。
次に、予算額でございますが、予算額は10億7,192万円で、そのうち9億1,800万円が給付額、その他がチケット等の印刷封入封緘、郵送、換金等に係る事務費でございます。
市民への送付方法につきましては、こちらも前回の議会からの御意見を踏まえまして、前回は市民一人一人への個別発送としておりましたものを世帯単位でまとめての発送にするなど、事務費の削減に努めております。また、印刷封入封緘の委託につきましても、入札等にて業者選定を行うなど、記載の予算額からのさらなる事務費の圧縮に努めてまいろうと考えております。
最後に、実施スケジュールでございますが、記載のとおり、9月下旬から郵送を開始いたしまして、市民全員に郵送が完了するまでに1か月程度かかろうかと思いますので、10月1日以降、サポート利用券が到着次第御利用頂けることといたしまして、利用の終了は12月末を予定しております。
以上でございます。御審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○
穐原成人委員長 議案の説明は終わりました。
御質疑、御意見はございますでしょうか。
林委員。
○
林健太委員 たくさんあるんですけれども、順次、質問させていただきます。
まずもって、目的の中で原油価格や物価高騰に直面している市民の暮らしを助けるというところと、市民全員が飲食店をはじめとする事業者をサポートするとあるんですけれども、本当の目的としては、これ、どっちに対して目を向けたらいいんですかね。
○
穐原成人委員長 高橋政策局長。
○
高橋政策局長兼市長室長 政策局長の高橋でございます。
市民、事業者、どちらをメインにということでございますが、主に市民ということで考えております。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 本当に原油価格が高くなっていって、幾ら政府が元卸にお金を入れているといっても、値段が上がっているということを実感してまして、物価に関しては、本当に皆さんが生活する上で、市民の方もしかり、もちろんそうなんですけれども、実感されているところであるというところで、利用できる店舗なんですけれども、何で物価高を市民が感じているかといったら、食料品というところが一番であると私は、市民から寄せられる意見からもそうなんですけど、まずは食料品というところを考えておりまして、その中で、利用できる店舗の中にスーパーというのは、マストであると私は感じているんですけれども、その辺りはいかがお考えでしょうか。
○
穐原成人委員長 高橋政策局長
○
高橋政策局長兼市長室長 政策局長でございます。
委員御指摘のとおり、小売店ですとか、日用品等、そういったものを販売しているところで利用頂く、利用したいという御希望が多いというところは認識しております。そういった辺りの拡大のほうをしっかり図っていきたいと考えます。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 その面からも、議案としての名前はこれでもいいんですけれども、市民の方に対して発送する場合であったりとか、広報する場合、告知する場合、これは、もちろん議案が通ってからの話なんですけれども、その際には、この市民全員・飲食店サポート事業という名前は、しっかりと、実際に実施するときの名前は、これは本当に変更したほうがいいと思いますね。飲食店サポート事業って、市民が渡されても、今、そんなんしてるときちゃうでと。焼肉行くのが焼き鳥になったから、みんな困ってるとか、そんなんではなくて、調味料の値段が上がってきたりとか、麺類の値段が上がっていったりとか、日頃食べるものの値段が上がってきているわけですから、その辺りは、市民の方が何を求めているかというところをしっかり理解して、ネーミングづけはしていただきたいなと思います。これは意見なんですけど、まだありましてね。
あと、予算額のところを見させていただきまして、この内容としては、文字として見ると、非常にいいと思うんです。物価高だから市民が困っていると、市民に対してしっかりと援助をしようというところはいいんですけど、ちょっと数字として見ると、いささか疑問点も上がるところかなと思います。
というのは、主に印刷封入費とか郵送費とか、事務費としてかかる金額が大体一億五、六千万円。総事業費に対して15%程度かかっているというところなんです。この一億五、六千万円あったら、ほか何ができるかといったら、いっぱいできると思うんです。これが、やっぱり税金というのは、国からの交付金で下りてきたというのは、お金をかけて集めさせていただいて、市民の方から徴収させていただいている税金を目減りさせて市民に還元するというは、やっぱりどこかの段階で考えないといけないと。市民の方は、もちろん3,000円、これも通ったらの話ですけど、3,000円を送ってくれるというのはもちろんうれしいことですし、生活の役にも立つんですけど、実際はこのお金は、本来であれば3,500円ぐらいの価値があったものを3,000円にして返しているということになっていますので、ここは使い方として、今後も含めてしっかりと認識していただきたいなと思っておるんです。市民感情がどうとかじゃなくて、やっぱり行政としてお金を大切に使うという意識づけはしていただきたいと感じるんですけど、その辺りはいかがですか。
○
穐原成人委員長 高橋政策局長。
○
高橋政策局長兼市長室長 政策局長でございます。
先ほど委員御指摘の事務費の割合は高過ぎるんではないかと、そこら辺しっかり削っていかなければいけないんではないかという御指摘でございますが、その御指摘はごもっともだと思います。
前回もそうでしたけれども、今回につきまして、早めにこのような形で提案もさせていただいているところもございますので、この事務費の圧縮につきましては、先ほども御説明させていただきましたとおり、しっかり削減に取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 今、
マイナンバーカードとかあって、マイナポイントとか、行政からもつけられたりするサービスもあると聞いていますし、しっかりデジタルを使っていくというのも、首長が苦手だからとか苦手じゃないからとか、得意だからとか、そんなん別にして、市民サービス、市民のために一番何がいいかということを考えていっていただきたいなと思うところであります。
また、明石市はSDGs、SDGsといって、市長もSDGsという言葉を非常に使われております。その観点から言って、市内全体の緑地率の中でも4%の工場緑地のところを、いろいろ言われている中なんですけれども、実際、チケットを刷って、郵送費で、11万世帯、11万通ぐらいゆうパックを使うわけじゃないですか。1人6枚、30万人ですから、180万枚ぐらいの紙を使うわけじゃないですか。これ、どのぐらいのパルプ使って、木に換算したら、どのぐらいになるかイメージできていますか。
○
穐原成人委員長 高橋政策局長。
○
高橋政策局長兼市長室長 政策局長でございます。
今回の事業で、チケット等含めて木に換算してどれぐらい必要なのかという御質問かと思います。紙1トン、こちらを生産するのに純粋のパルプを使用した場合、筒状の実木ですね、直径14センチ、高さ8メートルもの。これ1トン作るのに20から24本必要と言われております。これから考えますと、封筒などサポート券1セット1式で、おそらく100グラム程度になってこようかと思います。
今回、世帯単位で考えておりますので、100グラムの世帯、14万2,000世帯でいきますと、14.2トンとなりますと、必要な木は284本から341本辺りになってこようかと思います。
ただ、日本の紙の原料といいますのが、古紙からが53.4%、木材からが46.6%、また、このうちの木材からといいますのも廃材ですとか、家の解体材、また、天然林、人工林からというのもございますけれども、こちらにつきましても製材に適さない木、丸太を切り取った先の部分ですとか、枝というものが大きく占めておるというふうに聞いております。
ですので、原料の半分以上は古紙、木材の原料につきましても多くの廃材を利用しているということで考えますと、紙の製造による森林への影響というのはほとんどないものと考えております。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 でもね、そういうところでいったら、話がそれるかもしれないですけど、ペーパーレス化って意味ないですよねって形になると思うんですよね。その認識をもっていくと、結局、全部が意味ないですよねとなると思うんですね。
SDGs、SDGsって言っている中で、それはもう古紙だからいいんだとか、廃材だからいいんですよって、別に使っても何ら問題ないんですよって、そういう意識が市内で蔓延してるのかなと、今、ちょっと危惧したんですけれども。だから、これはいいですけど、あれはあきませんと。実際に目に見える木1本が大事だけど、目に見えない木は全然大事じゃないんですよっていう、何か少しSDGsの観点からそれた、ここだけは、私のこのエリアだけは大事ですけど、それ以外は知りませんっていう認識は少し違うんじゃないかなと。SDGs、SDGsって言うのであれば、やっぱりその辺、これも紙です、古紙ですと。でも、ペーパーレスもしっかり進めていきましょうよっていう認識を持ってもらわないと、これは不公平感を感じる。私はいいけど、あなたはだめって伝わると思うんですよね。その辺りどうなんですか。
○
穐原成人委員長 佐野統括理事。
○
佐野統括理事 統括理事の佐野でございます。
先ほど、委員からの御質問に対しまして、木をどのぐらい使うのかというふうな御質問に対して御説明を差し上げたものというふうに考えます。
おっしゃるとおり、本当に今回の事業もたくさんの紙を使うということは事実であろうかと思います。明石市の場合、デジタル化ということで、デジタル化を推進するような所管部署も、このたび、新設をいたしましたので、委員の御指摘のとおり、明石市としてどのようなデジタル化ができるのか、
マイナンバーカードもそうですけれども、地域通貨等の御意見も頂いている中でございますので、その辺は、やはり積極的に、前向きに考えていくべきものという認識をしておりますので、その辺、御理解を賜れればと思います。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 やっぱり言うようにSDGsって掲げるのであれば、庁内一丸となってSDGsに取り組む必要がありますので、政策1つに対しても、ここのところだけは、経済だけに対して福祉と環境を押しつけるんじゃなくて、しっかりとこういった形で、福祉や環境の面でも、経済面であったりとか、その辺りはイーブンにちゃんと考えて政策を進めていっていただきたい。これは意見です。
あと、これ、交付金が下りてくると。18億円の中で、次に2億円ほど出てくるんじゃないかという話があったんですけれども、それも踏まえてなんですけれども、これに至るまでにどのような案があったのか、参考程度にお聞きしたいんですけれども。
○
穐原成人委員長 高橋政策局長。
○
高橋政策局長兼市長室長 政策局長でございます。
本事業の実施ということで提案に至るまでにどういった案が出ておったかという御質問かと思います。
国のほうから交付金が来るということで話がまいりましたときに、いろいろ検討した中で、まずはこの2つ、市民のためにサポート券事業をもう一度やってはどうかというのと、前々から教育からも問題提起されておりました給食の食材の高騰による給食費の手当てというところは、この2つ大きく出ておりましたのと、あと、これまでやっています子育て世帯と低所得者層への支援、これの上乗せなり、横出しというような辺りの検討、また、公共交通機関、こちらのほうへの手当てというようなところも案としては浮かび上がっておったところでございます。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 他にございますでしょうか。
森委員。
○
森勝子委員 3,000円のクーポン券の件ですけども、今回、市民の方に率直に3,000円クーポンをまた開始しますというふうにお伝えしたんです。そうしたら、今回は比較的反応がいまいちで、何か3,000円ということに、えっていうふうなことで御婦人方たちの反応だったんですね。もらえるものは有り難いし、それでお買い物の足しにもなるということだったんですけども、率直に3,000円を私がもらうんだったらば、もっと困っている人もいるからというようなことをおっしゃる市民の方が、今回はちょっと反応がそういったことがありました。
そこでなぜその反応が悪かったかというと、3,000円という数字もそうなんですけども、そこにまた経費がかかるということで、前回も5,000円のときのサポート券も経費の問題がありました。今もまた見させていただきましたけど、その発送方法のゆうパックもやはり経費がかかっているんですけども、この経費というのはどのくらいまで圧縮できる予定なのか、今、分かる範囲内で教えていただけませんでしょうか。
○
穐原成人委員長 高橋政策局長。
○
高橋政策局長兼市長室長 政策局長でございます。
今、分かる範囲なんですけれども、ゆうパックの郵送料ですね、結局のところ、全世帯に配ろうと思いますと、ほかにも日通さんですとか、クロネコヤマトさんとか、もろもろいらっしゃいますけれども、金券を一定の期間で配れるところというのが、ゆうパックということになってこようかと思います。もちろんそこも含めて、改めて検討はしたいと考えておるんですけれども、このゆうパックでの郵送につきまして、前回の個人から世帯にまとめてということにいたしますと、5,000万円程度は圧縮できると今見積もっております。この額につきましても、もう一度、郵便局のほうとまた交渉いたしまして、これ以上、値下げはできないのかどうかということもしっかり交渉していきたいと思いますし、その他の印刷ですとか、封入封緘のほうにつきましても、でき得る限り圧縮について考えていきたいと考えております。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 森委員。
○
森勝子委員 それでちょっとお尋ねしたいんですけども、神奈川県のとある市ではデジタルクーポンを市内の中で使っている例とかがあったんですけども、今回は緊急というよりは10月からの開始になっておりますので、3か月ほどお時間があるかとは思うんですけども、この3か月の間で全世帯に、デジタルクーポンとは言わないんですけれども、デジタル化に向けての、前回は緊急だったので、そのままゆうパックかと思いますけども、今回は若干期間がありますので、デジタルクーポンに切り替えるための日数とか、条件とか、そういったものとかというのは、検討とかはしていらっしゃるんでしょうか。
○
穐原成人委員長 高橋政策局長。
○
高橋政策局長兼市長室長 政策局長でございます。
デジタルでのクーポン券の配付等につきましては、そういったシステムの開発等について、3か月あるとは言いながら間に合うとは正直考えにくいところでございます。ですので、今回の事業につきましてデジタルクーポン等を利用するというところは今のところ検討しておりません。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 森委員。
○
森勝子委員 そうしましたら、30万人の全てにデジタル化のクーポンというのはなかなか難しいかとは思います。前回において、ピオレ明石では、関西で一番の売り上げがあったということで、経済的な効果もありますので、この3,000円のクーポン券を全世帯というのは否定するものではないんですけれども、できましたら、やはり3,000円のクーポンを全世帯にゆうパックで発送するというのよりは、できる限り、皆さん携帯を持っていますのでデジタルで、店舗も私たち市民も簡単にできるような使い道を、次回、できるだけ検討していただいて、今回無理とは言っても、少し試験的にどこかでそれをやってみるとかということをしていただけたらなということで、あくまで希望なんですけども意見とさせていただきます。
以上です。
○
穐原成人委員長 他にございますでしょうか。
丸谷委員。
○
丸谷聡子委員 ちょっと確認なんですけど、先ほど林委員の質問のときに、この市民全員・飲食店サポート事業は、飲食店のサポートではなく市民の暮らしを支えるための事業ですっておっしゃったんですけど、そういうことでいいんでしょうか。
○
穐原成人委員長 高橋政策局長。
○
高橋政策局長兼市長室長 政策局長の高橋でございます。
議員おっしゃるとおり、そういった趣旨での事業となります。
○
穐原成人委員長 丸谷委員。
○
丸谷聡子委員 飲食店のサポートは二の次でいいんですか。それを聞いているんで。今さっきの答弁だと、いや、もう市民の暮らしを守るために今回の3,000円のチケットを配付する。だから、大型スーパーとか、市民がより使いやすい店舗をできるだけたくさん増やして、市民のためにやっているんだということで、飲食店のサポートは二の次だっていうことでいいんですか。
その辺をちょっと確認させていただかないと、次の質問が、私もそうだと思わなかったんで、私自身は市民の生活も支えるし、明石で頑張ってらっしゃる事業者さんも支えるためにやるのだと思ってたんですけど、そうじゃないんだったら、賛成、反対も考え直さないといけないので、ちょっとそこを聞きたいと思います。
○
穐原成人委員長 高橋政策局長。
○
高橋政策局長兼市長室長 政策局長でございます。
申し訳ございませんでした。本事業、先ほど林委員からも御指摘ありましたように、市民全員・飲食店サポート事業ということで、前回、市が市民をサポートし、市民全員で飲食店を支えるという形でやりました。同じスキームを使用しておりますので、同事業名で第2弾ということで、議案のほうはこちらのほうで上程はさせていただいておりますけれども、両委員御指摘のとおり、今回の事業の趣旨といたしましては、まず、市民を支援いたしまして、その市民が身近な地域の事業者さんを支援していくということを趣旨として考えております。
ですので、先ほど事業名につきまして、林委員からも御指摘ございましたけれども、お認めいただけまして実施するとなれば、事業名につきましても、市民全員・事業者サポート事業と変更のほうして、実施をしていきたいと考えております。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 丸谷委員。
○
丸谷聡子委員 ですから、今回のサポート券は市民の暮らしも守るけれども、地域の事業者さんも支えていくというスキームだということで間違いないですよね。
前回の5,000円のサポート券のときに、使われなかった市民の方が4%ぐらいいらっしゃったと思うんですけど、その4%の方が使われなかった理由というのは把握されていますでしょうか。
○
穐原成人委員長 上田緊急生活支援部長。
○
上田緊急生活支援部長兼産業振興室長 緊急生活支援部長の上田でございます。
前回担当させていただきましたので、私から回答させていただきたいと思います。
前回の使用率は96.5%で、3.5%の方が使用なされなかったということでございます。郵送でチケットをお配りしたんですが、引っ越し等で不在であったりとか、あるいは長期間不在にしていたので知らなかったとかいうこともありましたので、事務局としましては、広報しまして、受け取れなかった方は取りにきてくださいということで、土日も開けて受け取っていただくような手続をしたところです。そうした中で1%ぐらいはその後で手渡しをしたというところですが、最終的に連絡がつかなかった方が3.5%であったということだと思います。あるいは、確認はできませんが、本人の御意思というところもあったかとは思います。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 丸谷委員。
○
丸谷聡子委員 私の周りでも何人か、別に生活は豊かではないんですけど、やっぱり何とか慎ましく生活していったら、こういう5,000円とか頂かなくても自分はやっていけるので、それは使わずにというふうにして使わなかったという方も何人か聞いております。だから、そういう方もおられるということをちょっと認識しておいていただきたいんです。それを踏まえて、さっき森委員もおっしゃいましたけど、今回の3,000円のことを私の周りの方にも少しお聞きしましたら、市民の皆さんから3,000円もらわなくても何とか暮らしはやっていけるので、それなら、しんどい市民の方や事業者の方に届くようなことは何か方法はないですかと市民の方から聞かれているんですけれども、何か方法はないんでしょうか。
○
穐原成人委員長 高橋政策局長。
○
高橋政策局長兼市長室長 政策局長でございます。
より苦しんでいる方にサポート券を使ってもらったほうがいいのではないかという市民の方からのお声ということでございますけれども、先ほど来、申し上げておりますとおり、本事業は市民全員をサポートして、その市民から地域事業者を支援するというようなスキームになっております。ですので、もしよろしければ、市民の方、そういった方におかれましては、地域のより苦しんでる事業者さんのほうを支援頂ければなと考えております。そのためにも、事業者の数、登録事業者の数をしっかり増やしてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
○
穐原成人委員長 丸谷委員。
○
丸谷聡子委員 そういう意味では、選択肢をたくさん増やして、市内の小さな店舗の方にも登録していただいて、逆にそういう方は応援していただくということを明確にPRしていただきたいですし、前回は、たしか商店街連合会などに入っていなければ登録できなかったように思うんですけど、それが理由で登録できなかった店舗もお聞きしているように思うんですが、もしできているようになっているんであれば、そういうこともPRをしていただきたいんですけど、いかがでしょうか。
○
穐原成人委員長 上田緊急生活支援部長。
○
上田緊急生活支援部長兼産業振興室長 緊急生活支援部長でございます。
前回のことでございますので、御回答したいと思います。
前回も、商店街に加入していなくてもフリーランスのお店さんでも、サポート券事業には参加頂けるというシステムになっておりました。ただ、従来、本会議でも申し上げておりますとおり、なるべく、苦しい時期ですので、商店街等に加盟して組織の中で助け合ってほしいということがございましたので、一番最初に商店街等の加入はいかがですかという推奨みたいなお話はさせていただいております。ただ、いや、私はフリーランスでいいということであれば、フリーランスの方も前回は受け付けております。
もう1点だけ。前回、この換金のサイクルが1か月に1回しか換金できないということで、小さい店舗さんにとってはちょっとハードルが高いと。もうちょっと短いサイクルで換金できないかというようなお話があったときに、例えば、商店街に加盟していると、商店街がかぶってくれたり、あるいは商店街の中のお店さん同士で、じゃあ今回は僕が換金しておくからということで、2店で協力し合うと2週間に一遍、換金できることになる。4店で協力し合うと1週間に一遍換金できることになりますので、そういうことも含めて組織の中に入られたらいかがですかという推奨だけでございます。前回からどのお店も加盟していただけることになっております。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 丸谷委員。
○
丸谷聡子委員 その点では、しっかりPRしていただいて、小さなお店もたくさん入っていただいて、でも結局、大型店舗とかが入っちゃうとそこに集中してしまいますので、その辺は市民の方にも趣旨を理解して、本当に飲食、食料品とか買わないといけないような世帯の方はスーパーで使っていただければいいと思いますけれども、そうじゃない、何とかその3,000円もらわなくてもいいんだよというような方には、できるだけそういう店舗の応援なんだという趣旨も明確に出していただいて、市民に伝えていただきたいんですね。
もう1つ、前回の5,000円のときに、ちょっと私、びっくりしたことがありまして、4歳の男の子が私に自分が履いてる靴を指さして、「これ、しちょちゃんに買ってもらった」って、「しちょちゃんに買ってもらって」、市長って言えないぐらいの年代の子が。お母さんに聞いたら、市長にもらった5,000円でこの靴を買いましたって言って、幼稚園でもそう言ってるんですという発言があったんですね。
これは、市長が配るものではないので、そこもしっかり明確に広報をしていただかないと、市民に間違ったことが伝わっていきますので。そんな4歳の男の子がそういう認識で、親御さんもそうなんでしょうけれども、その辺しっかり議会でも議論をこうやってして、皆さんから頂いた税金をこういう形で還元しているんだということをきちっと伝えていただきたいんですけど、いかがでしょうか。そういうことの周知の徹底をお願いしたいんですが。
○
穐原成人委員長 高橋政策局長。
○
高橋政策局長兼市長室長 政策局長でございます。
もちろん事業の趣旨につきましては、決して市長がポケットマネーでやっている事業ではございませんので、市として、可決されればですけれども、議会の御賛同を得て実施している事業だということをしっかりと周知いたしまして実施していきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○
穐原成人委員長 丸谷委員。
○
丸谷聡子委員 その辺りしっかりしていただいて、本当にみんなで支え合うというのがやさしいまちあかしにつながると思いますので、しっかりお願いしたいと思います。
以上です。
○
穐原成人委員長 他にございますでしょうか。
ないようでありますので、質疑を終結します。
それでは、採決に入ります。
おはかりいたします。
議案第59号〔分割付託分〕は、原案どおり承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
穐原成人委員長 御異議なしと認め、議案第59号〔分割付託分〕は原案どおり承認いたしました。
次に移ります。
報告事項7件ございます。
ア、第2次明石市生涯
学習ビジョンの策定について説明を願います。
堂上
市民協働推進室長兼コミュニティ・生涯学習課長。
○堂上
市民協働推進室長兼コミュニティ・生涯学習課長
市民協働推進室長兼コミュニティ・生涯学習課長の堂上でございます。
第2次明石市生涯
学習ビジョンの策定について、
委員会資料に基づき御説明させていただきます。
委員会資料を御参照お願いいたします。
昨年12月、当委員会におきまして、この生涯
学習ビジョンの素案という形で御報告をさせていただきました。その後、パブリックコメントでありますとか、所定の手続を終えて策定いたしましたので、御報告させていただきます。
策定の趣旨でございますが、前回の第1次生涯
学習ビジョンの策定から10年以上経過しておりまして、その間の社会の状況などもかなり変わってきておりましたので、今、必要とされる学びというものを明確にし、生涯学習に係るそれぞれの主体が生涯学習にどのように関わっていくのかというような指針とするために策定いたしました。
策定経過といたしましては、社会教育委員会議において、この2年間、7回の議論を積み重ねております。
パブリックコメントは、記載のとおり1か月させていただいて、4名から21件の御意見を頂きました。
次のページをお願いいたします。
また、関係団体との意見交換ということで、明石生涯学習指導者会ほかとさせていただきまして、このような主な御意見として頂いております。
この頂いた御意見を踏まえて素案からの主な修正点として大きく2点挙げられます。
1点目が、分野型市民活動団体の現状を示すというふうなところの分野型市民活動団体のところに触れておるんですけれども、その現状を示す部分の記載が全然ないという御意見を頂きましたので、ウィズあかしの登録制度を利用している団体とか、ボランティア連絡会の登録グループ数など、本編の13ページのところに記載を追加いたしました。
2点目が、1章から3章のところが基本方針であったりとか、ビジョンというようなところをずっと記載しておったんですけれども、4章が実際にそのビジョン等に基づいて、どういうふうに運営をしていこう、それぞれの主体がやっていこうというところを記載しておったんですが、そこの流れがもう1つ分かりにくいと。非常に分かりにくいというような御意見も頂きましたので、その辺りを少し整理をさせていただいて、方針であったりとか、ビジョン、その辺りを少し組換えをさせていただいております。内容的には大きくは変わっていませんが、見せ方の部分で少し変更をさせていただいております。
そうして完成した新たなビジョンのポイントですけれども、従来の生涯学習が、いい講師からいいお話を聞いて勉強を本人が高めていくと、知識を高めていくというような習得型の学びというのが中心でございました。ただ、近年、やっぱり自分の経験などを生かして、他人との関わりとか、そういうものを通じて気づきが得られるというふうな、これも生涯学習の1つという認識ですね。そこの部分というのも重要だということで、これを発見型の学びと記載しておりますけども、ここも重要視していこうということになります。それで、本ビジョンでは、その活動そのものが学びであり、支援すべき生涯学習に含めるという視点をポイントとして、以下の記載のような基本方針の下、これからやっていこうということを記載しております。
イメージに関しましては、最後のページに出しておりますけれども、今、申し上げたように習得型と言われるような将来の学びも充実させながら、発見型というような、いろいろな活動を通じての学びというところも重要視していくということでこれからやっていきたいと考えております。
報告は以上です。よろしくお願いいたします。
○
穐原成人委員長 説明は終わりました。
質問等ございますでしょうか。
丸谷委員。
○
丸谷聡子委員 今の御報告の中に、パブコメにも分野型市民活動団体の現状に触れられていないという御指摘があったということですけれども、私もまさにこの6月議会の本会議の質問におきまして、分野型の市民活動の支援が必要ではないかということを、もっときめ細やかな丁寧な支援が必要ではないかという質問をさせていただいたんですけど、この分野型というのは、地縁型と違って特定のテーマに対して社会課題へのアプローチをしてくださる、明石市には欠かせない、そういうものですし、生涯学習の上でも、市民意識の醸成とか、先ほど御説明ありました発見型の学びという行動につながるような場の提供をしていただけるような大事な分野だと思います。
今回、すごくいいビジョンができたなというふうには思っているんですけれども、そこの分野型のところが弱いし、御指摘がなければ、そういう現状も、現状を書いてると言っても3行ぐらい団体数を書いているだけで、実際にどういった役割を明石の中で果たしているかとか、そういったことにはこのビジョンでは言及されておりませんので、もうできてしまっていますので、ぜひ運用の部分で、今後、分野型ということも、生涯学習の担当の方もちょっと意識をしていただいて、ニーズやアイデアをしっかり分野型の方にお聞きしながら、この生涯学習も進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○
穐原成人委員長 堂上コミュニティ・生涯学習課長。
○堂上
市民協働推進室長兼コミュニティ・生涯学習課長 コミュニティ・生涯学習課長の堂上でございます。
委員御指摘のこれからまちづくりをしていく上で分野型の市民活動というのは非常に大事じゃないかというような御意見かと思います。それはもう私どもも同じ認識でございます。今、市民主体のまちづくりということで、多くは小学校区のまちづくりというのを進めておりますけれども、実際、そこのまちづくり協議会であったり、自治会だけでいいまちができるのかというと、やっぱりそれだけではできないと。それだけでは欠けていく部分というのは絶対あるかというふうなことは考えております。
そういう中で、やっぱりそれぞれが特徴を持ったり、特技を持った市民活動団体、もしくは市民活動をされている方々が、そういうところとも一緒にコラボをしていくと、一緒にやっていくということで良いまちというのができていくかと思いますので、どちらが大事とか、どちらがどうこう、上下の話ではないかと思っております。皆さん一緒になってやっていくべき部分だと思っておりますので、両方頑張って支援はしていきたいと思っております。
以上です。
○
穐原成人委員長 丸谷委員。
○
丸谷聡子委員 必ずしもコラボしないといけないとか、したほうがいいわけじゃなくて、しないほうがいい場合もありますので、その辺もちょっと認識をぜひ改めていただけたらと思います。
もう1つですね。2ページの生涯学習の目的というのを見させていただきました。私は、この第1次生涯
学習ビジョンにおいて、ESDという概念、ESDというのは持続可能な開発のための教育なんですけれども、その概念を第1次のビジョンの中心に据えられたというのはすごく評価していたんですね。今回心配していたのは、第2次でそこが薄まらないか、SDGsに置き換わってしまって、このESDって生涯学習ですから、やっぱりそのESDということがちゃんと根づいているのかということを心配していたんですが、目的のところに書いてくださっていますので、このSDGsという市の柱を推進していくためには、その本当に大事な根幹は教育だと思いますので、ESDという考え方を常に意識してやっていただきたいと思いますけど、その辺はしっかり共有されているということでよろしいでしょうか。
○
穐原成人委員長 堂上コミュニティ・生涯学習課長。
○堂上
市民協働推進室長兼コミュニティ・生涯学習課長 コミュニティ・生涯学習課長でございます。
今、委員御指摘の前回のところにはESDというのが入っておりまして、今回、それを拡大したといいますか、それも含めた形でSDGsという流れで考えております。ですから、全然そこの部分はなくなっているということではなくて、継続した考え方の中でやっていると。今回、実際に、例えば活動の部分、発見型というところを取り組ませていただいたのは、まさにその辺りも含んでの考え方でありまして、そういう活動の中で発見する、自分が気づく。また、それが従来型の習得型の学びに入ったり、また、その逆の習得型の学びから活動に発展するというようなところのいいサイクルになっていくことというのが非常に大事だと思っておりますので、今、委員言われましたように、その流れといいますか、その意識というのは十分反映できているというふうに考えております。
以上です。
○
穐原成人委員長 丸谷委員。
○
丸谷聡子委員 ESDというのは、Education for Sustainable Developmentの略ですので、ESDという言葉をぜひ覚えておいていただきたいと思いますけれども、こういったまちづくりとかの本当に基本になる、全てに影響を与えるものがSDGsでいうと、質の高い教育の4番の中のESDという概念だと思いますので、その辺もしっかり位置づけて、生涯学習をしっかり推進していただきたいと思います。意見として申し上げます。
○
穐原成人委員長 他にございますでしょうか。
林委員。
○
林健太委員 これは直接的といいますか、とある方から伺ったんですけど、結婚してても子供がいらっしゃらない御家庭の方とか独身の方とかという方は、なかなか地域との関わりが取りづらいといいますか、子供がおったら、子供から地域とのつながりとか出てきますし、御高齢者の方はいろいろ活動があったりとかされるので地域とのつながりってできやすいんですけれども、その辺り、やっぱりちょっと目を向けてあげて、しっかりと地域との関わりを持てるように少しずつでも手を広げていっていただければなと思います。これは意見とします。
○
穐原成人委員長 他にございますでしょうか。
ないようですので、次に移ります。
報告事項イ、明石市生涯
学習センター及び
あかし男女共同参画センターの
次期指定管理者候補者の選定について説明を願います。
堂上
市民協働推進室長兼コミュニティ・生涯学習課長。
○堂上
市民協働推進室長兼コミュニティ・生涯学習課長
市民協働推進室長兼コミュニティ・生涯学習課長の堂上でございます。
明石市生涯
学習センター及び
あかし男女共同参画センターの
次期指定管理者候補者の選定について
委員会資料に基づき御説明をさせていただきます。
2023年、来年の3月で指定管理期間の満了を迎える明石市生涯
学習センターと
あかし男女共同参画センターについて、市民サービスの向上と施設の効率的な運営を図るため、指定管理者による運営を継続するため、次期指定管理者の選定を行おうとするものでございます。
対象施設ですが、この両施設は、今、一般的にはウィズあかしという愛称で御利用頂いておりますアスピア明石の北館7階から9階の部分でございます。
選定の方法でございますが、選定委員会を設置いたしまして、公募により指定管理者の募集をしたいと考えております。
指定期間ですけれども、継続した事業の取組により市民サービスの向上や施設の効率的な運営を図るため、5年間を予定しております。
また、利用料金制につきましては、指定管理者の自律的な経営努力が期待できることから、引き続き利用料金制を採用したいと考えております。
選定スケジュールでございますが、選定委員会を開催いたしまして、7月から8月にかけて募集・説明会等をさせていただきたいと思います。その後、選定委員会におきまして、書類審査や面接等を行いまして、12月議会のほうで指定議案の提出をさせていただきたいと考えております。その後、議案を可決頂きましたら、来年4月から新しい指定管理者による管理運営業務の開始を予定しております。
報告は以上です。よろしくお願いいたします。
○
穐原成人委員長 説明は終わりました。
質問等ございますでしょうか。
丸谷委員。
○
丸谷聡子委員 公募の選定方法について、ちょっとお伺いしますが、プロポーザルじゃなくて、今回、公募を選択された理由を教えていただけますか。
○
穐原成人委員長 堂上コミュニティ・生涯学習課長。
○堂上
市民協働推進室長兼コミュニティ・生涯学習課長
市民協働推進室長兼コミュニティ・生涯学習課長の堂上です。
プロポーザルも含めまして、公募の一環、選定の仕方だと考えております。今回、最終的には選定委員会の中でお決めいただくことにはなりますけれども、ただ単に、例えば金額だけで安いところを決めるというよりも、生涯
学習センターと男女共同参画センター、ウィズあかしの部分というのは、非常にいろいろな相談業務とか講座とか、ソフト部分が非常に要としてやっておりますので、その辺りの提案なんかの優秀なといいますか、すばらしい方を選んでいきたいと。金額だけで決めるのではなくて、ある意味、プロポーザル的な提案内容も含めて決定はしていきたいというふうに考えております。
以上です。
○
穐原成人委員長 丸谷委員。
○
丸谷聡子委員 私も公募と聞いて一番心配したのは、金額だけで決めてしまって今の質が保てないのではないかと思って、ちょっと心配になりました。先ほど御報告のあったすばらしい生涯
学習ビジョンができたのに、そこをしっかり実現するのが生涯
学習センターの大きな役割になっていくだろうと思いますので、このビジョンをちゃんと実現してくれる事業者さんに担っていただかなければならないと思いますけれども、その辺り、選定の中の要件に入れるということでよろしいでしょうか。
○
穐原成人委員長 堂上コミュニティ・生涯学習課長。
○堂上
市民協働推進室長兼コミュニティ・生涯学習課長 コミュニティ・生涯学習課長です。
今、委員おっしゃったように、生涯学習を進めていく上での核施設の1つになるかと考えておりますので、この新しくできた生涯
学習ビジョンに基づく運営といいますか、やっていただけるということは条件の1つに入れたいと考えております。
○
穐原成人委員長 丸谷委員。
○
丸谷聡子委員 非常に市民の方も関心の高いところでありますので、しっかり選定していただけるようによろしくお願いいたします。
以上です。
○
穐原成人委員長 他にございますでしょうか。
林委員。
○
林健太委員 現状、生涯
学習センター、男女共同参画センターでクレームといいますか、利用者の方から御要望が多いものとかって何かございますか。
○
穐原成人委員長 堂上コミュニティ・生涯学習課長。
○堂上
市民協働推進室長兼コミュニティ・生涯学習課長
市民協働推進室長兼コミュニティ・生涯学習課長の堂上です。
利用時間の問題であったりとか、休日の変更でいろいろあるんですけれども、やっぱり一番多いのが、今の指定管理者になりまして、インターネットでの申込みというのができるようになってまいりました。その中で、まだ支払いの部分が出来上がってないんですけれども、その辺りを何とかしてほしいというところと、小さめの部屋の稼働率が非常に高くて、なかなか使いたい時間に空いてないと。また、土日は非常に利用される方が多くて、なかなか空いてないので何とかしてほしいというようなところは御要望としてお聞きしているところでございます。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 そういったところって、割とシステム的なところであったりとかしますんで、途中でこの契約期間の間で変えるというのは少し難しいところもあろうかと思いますから、こういう区切りのところでしっかりとその要件を入れるであったりとか、御要望がこういうことがありますよっていうところを伝えた上で、どなたがされるかはあれですけれども、そこはしっかりと伝えるものはあると認識してよろしいですか。
○
穐原成人委員長 堂上コミュニティ・生涯学習課長。
○堂上
市民協働推進室長兼コミュニティ・生涯学習課長
市民協働推進室長兼コミュニティ・生涯学習課長です。
おっしゃるとおりです。その辺の部分に関しては、現指定管理者とも協議はしているところです。幾つか課題もございまして、まだ実現はしていないところもあるんですけれども、こういうタイミングというところもありますので、そういうふうなところも積極的に出していきたいと思っております。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 ぜひお願いします。現在は、せっかくインターネットで応募しても、結局、昼間に来てくれみたいなことを言われるので、何のこっちゃってなりますから、そうしたら別に、行ってそのままやったらいいやんってなりますので、しっかりと利便性は確保していただきたいという点と、せっかくの公募ですから、応募を増やす方法といいますか、これは全国、いろいろ公募されている自治体もありますので、こうしたら応募が増えたとか、こういったところに案内したらできたとかというところをしっかりと調べていただきたいなと思います。これは意見です。
○
穐原成人委員長 他にございますでしょうか。
ないようですので、次に移ります。
報告事項ウ、第2期明石市
スポーツ振興計画「明石市
スポーツ推進プラン」の策定について、説明を求めます。
小林文化・スポーツ室長兼スポーツ振興担当課長。
○小林文化・スポーツ室長兼スポーツ振興担当課長 文化・スポーツ室長兼スポーツ振興担当課長の小林です。
私からは報告事項ウ、第2期明石市
スポーツ振興計画「明石市
スポーツ推進プラン」の策定について、
委員会資料に基づき報告をさせていただきます。
委員会資料をお願いいたします。
令和4年3月の
生活文化常任委員会においては、市民意識調査に基づいた現状分析と前期計画の進捗状況の検証を行い、明石市スポーツ推進委員、明石市体育協会へのヒアリングを経て策定した素案を報告させていただきました。
その後、パブリックコメント等を実施し、頂いた意見に基づき修正した上で、別添のとおり策定しましたので、報告させていただくものであります。
1つ目の項目でございますが、明石市
スポーツ推進プランの概要、(1)計画の期間、(2)基本理念、(3)基本方針につきましては、前回報告時にお示ししたとおりであり、変更点等はございません。
2つ目の項目、前回報告以降の検討経過ですが、(1)パブリックコメントを実施させていただきました。①実施期間、②提出件数、③主な意見につきましては、記載のとおりであります。(2)スポーツ基本法第10条第2項に基づき教育委員会への意見聴取を行いました。①期間、②意見件数、③主な意見につきましては、記載のとおりでございます。
これらの意見を受けまして、3つ目の項目でございますけれども、計画素案からの主な修正点といたしまして、国のスポーツ基本計画においては、女性のスポーツ実施率の向上が施策目標として掲げられているため、本プランにおきましても「基本施策(1)ライフステージに応じたスポーツの推進の項目」に「女性のスポーツ推進」というところで特出しをさせていただいておりました。しかし、女性のスポーツ実施率が低い要因である子育て・家事への対策は女性だけのものとは限らないこと、ライフステージに応じた表現のほうが分かりやすいとの御意見があったことから、項目を「子育て世代のスポーツ推進」に改めまして、女性だけではなく子育て世代全体への施策展開を図ることといたしました。本文の15ページになります。
最後に、今後の予定でございますが、市ホームページへの掲載や広報あかし等で計画の周知を図ってまいりたいと考えております。
報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○
穐原成人委員長 説明は終わりました。
質問等ございますでしょうか。
ないようですので、次に移ります。
報告事項エ、
明石市立勤労福祉会館、
明石市立中高年齢労働者福祉センターの
次期指定管理者候補者の選定について説明を求めます。
田中産業政策課長。
○田中産業政策課長 産業政策課長の田中でございます。
報告事項エ、
明石市立勤労福祉会館、
明石市立中高年齢労働者福祉センターの
次期指定管理者候補者の選定について御説明させていただきます。
委員会資料を御覧ください。
取組方針を御覧ください。明石市
勤労福祉会館、
明石市立中高年齢労働者福祉センターの指定管理者の指定期間は、2023年3月末に満了を迎えます。これらの施設は2006年4月から民間企業の運営により市民サービスの向上と施設の効率的な運営が図られていることから、引き続き指定管理者制度による運営を行うため次期指定管理者の候補者の選定を行います。
対象施設は、
明石市立勤労福祉会館と
明石市立中高年齢労働者福祉センターで、この2館を一括して管理を行います。
選定方法は、公募により行い、選定委員会を設置してプロポーザル方式で書類審査、面接審査を行います。
指定期間は5年間としますが、
明石市立中高年齢労働者福祉センターについては、西明石駅周辺の再開発エリア内に位置しているため、指定期間を部分的に短縮する可能性があることを示して公募を行います。また、指定管理者の営業努力により利用促進等を図ることができるため、引き続き利用料金制を採用します。
選定スケジュールについては、項目2、選定スケジュールの表に記載のとおりです。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○
穐原成人委員長 説明は終わりました。
質問等ございますでしょうか。
林委員。
○
林健太委員 ここもそうなんですけれども、今、本当に貸してるだけみたいになっているのかなと思いますんで、せっかくですから、ここをこうしていきたいというビジョンを持って公募をしていただければ。市が思う、ここの場所、理想を体現できる方であったりとか、もちろん、そこには民間事業のノウハウとかっていろいろなものもあるんですけれども、そこに任せっきりにせずにしっかりとこっちで伝えていけるような仕組みを取っていただきたいなと思います。これは意見です。
○
穐原成人委員長 他にございますでしょうか。
ないようですので、次に移ります。
報告事項オ、明石市
公設地方卸売市場の
次期指定管理者候補者の選定についての説明を求めます。
田中産業政策課長。
○田中産業政策課長 産業政策課長の田中でございます。
報告事項オ、明石市
公設地方卸売市場の
次期指定管理者候補者の選定について御説明させていただきます。
委員会資料を御覧ください。
取組方針を御覧ください。明石市
公設地方卸売市場の指定管理者の指定期間は、2023年3月末に満了を迎えます。この施設は2015年4月から民間企業の運営により効率的な運営が図られていることから、引き続き、指定管理者制度による運営を行うため、次期指定管理者の候補者の選定を行います。
選定方法は公募により行い、選定委員会を設置し、プロポーザル方式で書類審査、面接審査を行います。
指定期間は5年とします。また、指定管理者の営業努力により利用促進等を図ることができるため、引き続き利用料金制を採用します。
選定スケジュールについては、項目2、選定スケジュールの表に記載のとおりです。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○
穐原成人委員長 説明は終わりました。
質問等ございますでしょうか。
ないようでありますので、次に移ります。
報告事項カ、あかし生活・
地域経済応援キャンペーン「3割おトク商品券」事業についての説明を求めます。
田中産業政策課長。
○田中産業政策課長 産業政策課長の田中でございます。
報告事項カ、あかし生活・
地域経済応援キャンペーン「3割おトク商品券」事業について御説明させていただきます。
委員会資料を御覧ください。
この事業は、令和3年度当初予算に計上されていた事業ですが、コロナ禍により実施できなかったため、今年度予算に繰り越されたものでございます。
現在、コロナ禍のみならず、ロシア・ウクライナ戦争に端を発する物価高騰などの影響を考え、市民生活と地域経済の応援をするため、あかし生活・
地域経済応援キャンペーンとして、3割おトク商品券事業の第2弾を実施するものです。
項目2、事業内容を御覧ください。
商品券のプレミアム率は30%です。500円の商品券が13枚で1セットになっており、1セット5,000円で販売をします。市内流通量は16万セット、換金総額は約10億円、プレミアム分は2億4,000万円です。
項目3、事業の実施体制は、明石市商店街連合会、明石飲食業組合などにより実行委員会を組織し、実施を行います。
項目4、スケジュールを御覧ください。
7月に実行委員会による参加商店街、店舗の意向調査、参加商店街、店舗の集約、実施計画の策定を行います。8月に、はがきやウェブによる商品券の予約の受付を行い、9月1日から10月31日までの2か月間が商品券の利用期間となります。
この事業の実施に当たっては、兵庫県のがんばろう商店街お買い物キャンペーン事業の補助メニューを活用し、市の負担を軽減したいと考えています。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○
穐原成人委員長 説明は終わりました。
質問等ございましたら申し出てください。
林委員。
○
林健太委員 ニュースにもなっていますように、買占め、車を買ったみたいな人がおったじゃないですか。車は極端ですけれども、1人で買占めをするに当たっての予防策といいますか、そういうところはどのようにお考えですか。
○
穐原成人委員長 田中産業政策課長。
○田中産業政策課長 産業政策課長の田中でございます。
まず、購入できる冊数については、できる限り多くの人に利用していただきたい、それから買占めを防ぎたいということで、まず、広報で1人当たり何冊というふうな一定の冊数の購入制限をつけたいと考えております。ただ、それだけではなかなか難しい部分もあるかと思いますので、商店街、販売する際には事務局などを配置しまして、なるべく同じ人が何回も買わないように監視をするといったようなことを考えております。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 その辺りはしっかりと公平性を保っていただくためにも厳格にしていただきたいというところと、使用できるところなんですけれども、結局は、この3割おトク商品券が使えるところを増やさないと、次のサポート券、時期がこれが先で次がサポート券になろうと思いますので、使えるお店さんってある程度スライドするのかなと考えているので、これは、このように考えて大丈夫ですか。
○
穐原成人委員長 田中産業政策課長。
○田中産業政策課長 産業政策課長の田中でございます。
この3割おトク商品券事業につきましては、県の補助事業を使うことになっております。県の補助事業を使うに当たっては、商店街に加盟している店舗ということで限定されますので、商店街に限り使えるというような状況になっています。
ですので、サポート利用券の案内を今後していただくときには、この3割おトク商品券事業を実施している商店に対しても、そこに登録していただくよう案内をかけようと思います。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 そうしたら、ここは私の認識違いで、サポート券では個店でも、1人でやってる親方さんでもいけますけど、こっちは個店ではできないという、そういった判断でよろしかったですか。
○
穐原成人委員長 田中産業政策課長。
○田中産業政策課長 産業政策課長でございます。
委員おっしゃるとおりでございます。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 それはそれでいいんですけれども、そこはまた新しい商店街をつくるきっかけであったりとか、そういったところにしっかりと注力していただければなと思います。もともと性質が違うと思いますので、サポート券は市民生活を支えるという、3割おトク商品券は、しっかりと商店、商業者、地域経済を回すという意味でのものでありますので、そういったところでいうと、利用店舗が違っても、ある意味ありなのかなとは思うんですけれども、その辺り、市民の利用者に対して誤認されないように、ここから増えるという認識でやるのだったら、それならそれでいいんですけれども、誤認されないようにだけお願いしたいという点と、あと、事業の内容で一番最初にやって予算を通したところは、あかし生活・
地域経済応援キャンペーンということですので、新しい生活様式として推奨される非接触型のキャッシュレス決済によるポイント還元事業などを含めた効果的な事業手法を検討した上で実施する。これが事業内容になっていますので、次はキャッシュレスなのかなと楽しみにしてるんですけれども、先ほど森委員からは違う案件ですけれども意見がありましたとおり、デジタル商品券であったりとか、そういったところもありますので、幅広い市民にしっかりと利用していただくという意味でも、その辺りデジタルと券というところは考えていくべきところかなと。
これ、随分、一般質問でも、券であったら、結局はその高齢者世帯の方々が使われるというのが現状になっておりますし、また、一括での購入になりますので前払いをしないといけないというところでやっぱり、1人4冊、5,000円で2万円、家族で3人、4人だったら、それだけでその6万、7万、8万円というお金を先に出さないといけないので、結構しんどい。使いたいけど使えないということもありますので、その辺りはしっかりと様々な市民をフォローする形を取っていただきたいと思いますので、キャッシュレス決済のところも楽しみにしているんですけれども、その辺りいかがでしょうか。
○
穐原成人委員長 田中産業政策課長。
○田中産業政策課長 産業政策課長の田中でございます。
委員おっしゃるとおり、キャッシュレス、デジタル化への取組というのは非常に大切なものと考えております。現状では、高齢者にデジタル機器を使用できない方が多いということでございますので、順を追って、今、マイナポイント事業とかもあります。その辺りでデジタルに親しんでいくような施策が取られてますので、これから徐々に検討していきたいなと考えております。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 これは最後、意見なんですけど、そうなんですね、やっぱりね、今後100年時代といいますので、御高齢者の方もたくさんデジタルに、どんどん、どんどん身近になっていくことが考えられますので、その方をやっぱり置き去りにしないためにも、できるだけ早く慣れ親しんでいただく。こういった実際の生活に関わることであったりとか、いいか悪いかは別にして、自分の身になるようなことというのは、やっぱり皆さん動きやすいですので、それは、高齢者だけじゃなく若者を含めて全員がそのときにしっかりとデジタルに慣れ親しんでいただけるような講座をしっかり開くと。明石市民は広くデジタルに強いといいますか、普及してますよというところを市として進めていただきたい。そうじゃないと取り残されちゃったら、結局、割を食うのは市民ですから、その辺りは他市と比較しても、現状はどうだろうという形になってますので、ほかのところもデジタル商品券を使われているところ、本当に10回、20回、地域へ行って説明会とかしていますので、いい機会というところを捉まえて、そういうところに進んでいっていただきたいと考えておりますので、この辺りは意見とさせていただきます。
○
穐原成人委員長 森委員。
○
森勝子委員 この3割おトク商品券事業というのが、9月から10月に利用が可能ということで、先ほどの3,000円のサポート券は10月から12月まで利用が可能ということで、私、重なってやるものだと思ってたんですけども、3割おトク商品券が終わってから、その3,000円のサポート券というふうに上手に移行するということなんですけども、市民生活の担保、その物価高騰による全市民の生活の担保であれば、普通に考えたら3,000円のサポート券のほうが先じゃないかなというふうに思ったんですけれども、重ねないで、かぶせないで、きれいに分けるほうが、市民の方たちにとって分かりやすいのか、それとも、経済的な効果があるのか。私、一緒にやったほうが経済的な効果が高いとは思うんですけれども、市民のためにあえてきれいに9月、10月で、後半が3,000円のクーポンにされたのか、経済的な効果を考えてされたのか、物価高騰のための市民生活を考えて、このような流れになったのかをちょっと教えていただけないでしょうか。
○
穐原成人委員長 上田緊急生活支援部長。
○
上田緊急生活支援部長兼産業振興室長 緊急生活支援部長でございます。
スケジュール感のことですが、まず1点、先ほど田中課長より説明しました3割おトク商品券について、兵庫県の補助金が最大で8,000万円頂けるかもわからないということで、そこは熱心に取得するように努力したいと考えてます。この補助事業なんですが、兵庫県のほうで事業実施期間が10月をもって終わるということになりますので、9月、10月、もうぎりぎり最後まで時間をかけて9月、10月で3割おトク商品券をしたいということで、まずここが確定しております。
あと、本会議でも答弁いたしましたが、間髪入れずにさらに市民生活を支えていきたい、商店を支えていきたいということでクーポン券事業を実施していくと。これを実施しますと、12月の年末商戦にもかかっていきますので、年末商戦期は、1年間通しまして商業活動が最も盛んになりますので、ここに合わせることによって大きな効果が得られるだろうというふうに考えております。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 他にございますでしょうか。
ないようですので、次に移ります。
報告事項キ、第41回全国豊かな
海づくり大会兵庫大会に向けた取り組み状況についての説明を求めます。
大久利豊かで安全な
海づくり推進室課長。
○大久利豊かで安全な
海づくり推進室課長 豊かで安全な
海づくり推進室課長の大久利でございます。
報告事項キ、第41回全国豊かな
海づくり大会兵庫大会に向けた取り組み状況につきまして、資料に沿って御報告させていただきます。
それでは、
委員会資料を御覧頂きまして、いよいよ本年11月13日に本市をメイン会場としまして、第41回全国豊かな
海づくり大会兵庫大会が開催されることから、大会に向けた機運を醸成する取組をより一層進めるとともに、SDGsに沿った持続的な取組を推進してまいりたいと考えております。
本大会の概要につきましては、これまでの委員会でも御報告しておりますので、今回は、本大会に関連する本市の機運醸成の取組などにつきまして、御報告させていただきます。
最初に、1の豊かな海づくりに関する取り組みでございます。
(1)施肥事業でございますが、令和3年度は明石ダコが過去最低の不漁となるなど、漁場の環境改善が緊急の課題となっていることから、令和4年度に新たな事業としまして、栄養塩類のもととなる肥料を漁場へ投入したいと考えております。なお、事業の実施に当たりましては、環境に配慮するとともに、その効果を調査するモニタリング調査も合わせて実施したいと考えております。現在、明石市漁業組合連合会、兵庫県水産技術センター、兵庫県漁業協同組合連合会などと定期的な協議を持ちながら、今年の秋頃をめどに実施する計画を進めているところでございます。
次に、(2)小学生と連携したタコツボの投入事業につきましては、昭和41年から市漁連と連携しながら実施しております産卵用タコツボ投入事業を発展させ、豊かな海や明石ダコを持続的に未来へ受け継ぐため、小学生が投入前のタコツボにイラストやメッセージなどを描く取組でございます。実施時期につきましては、令和4年6月から7月を予定しております。
次に、(3)園児と連携した稚魚放流事業につきましては、資源管理の1つとしまして、昭和42年から実施してまいりました稚魚放流事業を拡大させ、豊かな水産資源を未来へ引き継ぐため、園児による稚魚放流を実施する取組でございます。実施時期につきましては、令和4年5月から7月となっております。
次に、(4)その他でございます。
先ほど説明しました取組のほか、ため池のかいぼりや海底耕うん、下水道の管理運転をこれまで同様に継続実施するとともに、栄養塩や水産資源を増やすような豊かな海づくりに資する取組を、漁業関係者をはじめ、関係機関と連携しながら実施いたします。
続きまして、2の情報発信の取り組みでございます。
まず、(1)山陽電鉄と連携した取り組みについてでございます。
概要としましては、豊かな
海づくり大会の機運醸成と明石のまちの発信を行うため、さかなクンのイラストや大会マスコットキャラクターなどをデザインしたラッピング電車を山陽姫路駅から阪神梅田駅間で運行するほか、特別ヘッドマークや全車両の中吊り広告をはじめ、スタンプラリーの開催や駅での広報などを実施したいと考えております。実施時期につきましては、令和4年7月1日から11月30日までを予定しております。
次に、(2)(仮称)豊かな海づくりin明石「明石うまいもん満喫フェスタ2022」でございます。
この事業は、昨年のプレ大会でも実施いたしましたが、中心市街地の商店街の関係者の方々と連携しまして、食と豊かな海をテーマにしたイベントの開催、食べ歩きマップを作成し、豊かな海にちなんだメニューなどを提供する予定でございます。実施時期につきましては、今後、明石まちなかバル実行委員会の中で協議される予定でございます。
また、これらに加えまして、明石市商店街連合会様から大会を盛り上げるため、魚の棚商店街や銀座商店街など、市内の商店街でものぼりの掲示などのPRの御協力をお手伝いしたいというふうな大変有り難いお話を頂戴しておりますので、現在、関係者の皆様と調整を進めているところでございます。
次に、(3)市内の小学生や高校生と連携した取り組みでございます。
概要としましては、あかしの宝物である豊かな海や魚をテーマにした小学生児童による塗り絵や高校美術部生徒による絵画アートの募集を行い、パピオス5階の豊かな海づくりコーナーなどに掲示し、明石の子供たちと一緒に多くの方々へ豊かな海づくりを発信してまいりたいと考えております。実施時期につきましては、令和4年5月から大会が開催される11月を予定しております。
最後に、先人から受け継いだあかしの宝物である豊かな海を守り、未来の子供たちに引き継いでいくことは、SDGsの理念に沿った持続可能なまちづくりの柱の1つであり、本市の責務であると考えております。引き続き、漁業関係者や兵庫県などの関係機関と連携し、
海づくり大会の機運醸成をはじめ、豊かな海づくりに向けた取組を推進してまいりたいと考えております。
報告事項キ、第41回全国豊かな
海づくり大会兵庫大会に向けた取り組み状況につきましては以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○
穐原成人委員長 説明は終わりました。
質問等ございますでしょうか。
丸谷委員。
○
丸谷聡子委員 豊かな海づくりに関する取組のうち、施肥事業について幾つかお伺いしたいと思います。
まず、施肥については、私も幾つかの論文とか報告などを見て、その効果とか、メリット・デメリットも含めて、今、自分でも調査研究しているんですけれども、なかなか施肥に関する先行研究って少ないんですね。ちょっと幾つかの中からお聞きしますけれども、まず、施肥材の選定の中で、例えば、化学肥料とか有機肥料とか鉄分
供給肥材とかあるんですが、どういったものを選定するのかということと、それから形状ですよね。ブロックの固形型のもあれば、ペレット型のもあるんですが、どういうものを今検討されているのか、その辺りお聞きしたいと思います。
○
穐原成人委員長 大久利豊かで安全な
海づくり推進室課長。
○大久利豊かで安全な
海づくり推進室課長 豊かで安全な
海づくり推進室課長の大久利でございます。
肥料の種類といいますか、形状という御質問でございますけれども、現在、漁業者の皆さんと協議している肥料は、鶏の発酵鶏糞でペレット状といいますか、ラムネ状のようなものでございまして、肥料を圧縮して押し潰した、ちょうどソバの実ぐらいの大きさでございます。比重は比較的高くて、底に沈んでいくような形となっております。
ただ、漁協さんによりましては、従来のノリの色落ちのために使用されている代表的な即効性のある窒素肥料である硫安という肥料がございまして、そちらのほうも使いたいというふうな組合もございますので、この辺はそれぞれの漁協とも相談していきながら決定していきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 丸谷委員。
○
丸谷聡子委員 いろいろ今のところペレット状のものということなんですけれども、この施肥材から溶出した栄養塩というのは海の中ですぐに希釈されてしまいますから、必要な濃度に長期間維持させるためにはかなり大量の施肥材を投入しなければならないと思うんですね。この肥料として、例えば、アンモニア系の色素とかを高濃度で使用すると、その毒性のために底生生物ですね、底生生物というのは水域に生息する生物のうち、主に水の底を構成する土砂とか岩などの生息の基盤として利用する生物で、ベントスとも呼ばれていますけれども、こういう底生生物というのは移動能力がほとんどありませんので、そこの生息場の水質、それから低質環境に大きく影響を受けるんですね。たくさん肥料を入れると、その底生生物に悪影響を及ぼす危険性があるということが、一応、水産庁の技術資料の中にも書いてあります。その辺りの安全性であるとか、そういったことはどのように考えておられるのかとか、同じような事例ですね、他県や他市であるのかというのをお聞きしたいと思います。
○
穐原成人委員長 大久利豊かで安全な
海づくり推進室課長。
○大久利豊かで安全な
海づくり推進室課長 豊かで安全な
海づくり推進室課長でございます。
先ほどの質問につきまして、安全性の件と他市の事例、この2点につきまして御説明申し上げます。
まず、この肥料が陸地の農業用肥料としての肥料登録を行っているということで基準をまず満たすことが1つの条件というふうになっております。その中で、昨年度より兵庫県の環境部局、それから、水産部局、兵庫県漁連、生産者で構成される豊かな海づくり研究会という組織がございまして、明石市もオブザーバーという形で入っているんですけれども、その中で肥料の量でありますとか、種類、時期、海域など、環境に負荷のかからないような運用マニュアルというものが、今、検討されているというところでございまして、今回の施肥事業につきましては、そのマニュアルに沿って実施する予定でございます。また、事業を実施するに当たりましては、効果測定を含めてモニタリング調査をしっかりしまして事業を検証してまいりたいというふうに考えております。
あと、2点目の他市の事例ということですけれども、これはあくまでも県の担当者からお聞きした範囲ですけれども、熊本県の有明海でありますとか、広島県側の瀬戸内海で海の栄養塩類を増やす施肥事業の事例があるということはお聞きはしております。実績としましては、アサリが太ったというふうな事例も報告されているようでございます。
ただし、この海域は閉鎖された海域で、明石海峡のような速い潮流のようなところではございませんので、昨年、明石市内の一部の漁協、それから、淡路市内の一部の漁協で試験実施したものを除けば、このたびが本格的な初めての事例ということになろうかというふうに思います。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 丸谷委員。
○
丸谷聡子委員 先行事例が非常に少ないので、本当に慎重にやっていただきたいなというふうにくれぐれもお願いしたいということと、今、淡路等でも始めようとされたり、瀬戸内海でも始められるということなんですけど、海はつながっていますので、全体としてやっぱり連携しながら、あっちでもこっちでもたくさん大量に入れていくとか、そういうことにならないように、横の連携とかつながり、全体としてのコントロールみたいなのが今後必要になってくると思うんですけれども、その辺りはどのようにされているのか、お聞かせください。
○
穐原成人委員長 大久利豊かで安全な
海づくり推進室課長。
○大久利豊かで安全な
海づくり推進室課長 豊かで安全な
海づくり推進室課長の大久利でございます。
委員おっしゃるように海はつながっておりますので、例えば、広島でありますとか、和歌山、当然、瀬戸内海につながっているわけでございます。先ほど申し上げましたような兵庫県、県単位で今実施しておりますため池のかいぼりでありますとか、下水道の管理運転もそういった視点で、兵庫県のほうでバランスを取りながらやっているということでございますので、明石市としましても、こういった県レベルでしっかりとそういった県の専門職の方々としっかり相談しながら事業を進めていきたいなというふうに考えております。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 丸谷委員。
○
丸谷聡子委員 本当にこういう事業、広い視野で見ていただかないと道を誤ることになってはいけませんので、ぜひお願いしたいんです。
もう1つ、こういった施肥をする一方で、やっぱり藻場をちゃんと作っていかないと、魚の産卵場所であるとか、今回、タコが史上最悪の不漁となるということで、施肥なんかは、ノリの色落ちなんかにはすぐに即効性あると思うんですけど、そういう魚の産卵場所とか、タコが住めるような明石の海に戻していくためには、やっぱり藻場の再生ということが非常に大事になってくると思うんですが、今回の報告の中にそういう言葉が全然ないので、その辺のところはしっかりやっていただきたいなと思うんですが、いかがでしょうか。
○
穐原成人委員長 大久利豊かで安全な
海づくり推進室課長。
○大久利豊かで安全な
海づくり推進室課長 豊かで安全な
海づくり推進室課長の大久利でございます。
先ほど委員おっしゃいましたように、海洋生物を増やすためのアマモなどを育成する藻場づくりにつきましては、豊かな海づくりや生物多様性を考える上では大変重要であると考えております。
また、NPO法人アマモバンクさんが江井島漁協さんと連携しながら、子供たちと一緒に活動されているということは把握しておりまして、大変すばらしい活動だと認識をしております。ちなみに、大会の関連行事としまして、11月12日、13日の明石公園の西芝生広場で開催される関連行事イベントの豊かな海づくりフェスタ2022でも、このアマモバンクさんなど環境団体さんに御参加頂きながら、藻場づくりとかを来場者の皆さんにPRするような取組も大会の関連行事の1つとしては考えているところでございます。
本市としましても、引き続き、機会がありましたら、地元の漁協、当然、相談させていただきながら、そういった藻場づくりなどの手法も研究してまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 丸谷委員。
○
丸谷聡子委員 正式名称はアマモ種子バンクさんなんですけれども、機会がありましたらではなくて、積極的にアマモ種子バンクさんだけじゃなくて、アマモ再生の取組って、日本全国の海岸線でやられてますし、明石でも子供たちが環境学習でやったという事例もありますので、私も初めて10年ぐらい前に明石の海にアマモ場がたくさんあるということを知って、そこが魚の産卵場所としてすごく大事なんだということも知りましたので、ぜひそういう認識を持って、魚を増やすためには、そういうアマモ場であるとか、藻場をどうやったら再生していけるのかということを漁業関係者の方も一緒になって取り組んでいただけたらと思いますので、これは意見として言わせていただきます。
以上です。
○
穐原成人委員長 他にございますでしょうか。
林委員。
○
林健太委員 情報発信のところなんですけれども、この中吊り広告とか、いろいろされるというところですけれども、せっかく明石には、たこバスが走っていますので、その辺りのラッピングとか、市役所の車であったりとか、やっぱり電車を使う人は使うんですけど、使わない人とかは全く使わないので、しっかりその辺りは広く認知を広げていただきたいんですけれども、どうでしょう。
○
穐原成人委員長 大久利豊かで安全な
海づくり推進室課長。
○大久利豊かで安全な
海づくり推進室課長 豊かで安全な
海づくり推進室課長の大久利でございます。
先ほど委員御指摘の中吊り広告に加えて、公用車でありますとか、たこバスにつきましてのPRも、今現在、商店街さんでもポスターやのぼりの掲示をお願いしているところではございますけれども、これから大会に近づくに向けて、やはりしっかりしたPRは必要であると考えておりますので、検討させていただければと思います。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 本当に市民、意外と全然知らないというのが毎回お話しさせていただいたら、そうなんですねみたいな形で、初耳ですという方がたくさんいらっしゃいますんで、これからでしょうけれども、そこは加速度的にやっていただきたいと思うところと、小学生の塗り絵なんですが、これは市内全域ということでよろしかったですか。
○
穐原成人委員長 大久利豊かで安全な
海づくり推進室課長。
○大久利豊かで安全な
海づくり推進室課長 豊かで安全な
海づくり推進室課長でございます。
塗り絵につきましては、全校の児童クラブに既に要望調査をさせていただきまして、もう既に一番最初に届きました塗り絵につきましては、豊かな海づくりコーナーに展示しているというふうな形になっております。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 市内全域ということで、あと、タコつぼとか、稚魚放流とか、この辺りがやっぱり一部の限られたところになっていると思う。稚魚放流って来てもらってあれというのはあるんですけど、その辺りはしっかりと、逆にこれを契機に、タコつぼもそうですけれども、やっぱり市内全域の小学生とかにやってほしいなというのがあるんです。
海に近いほうの小学生が対象になってると思うんですけど、逆に言えば、海に近い小学生なんていうのは、そもそも海に近いですから意識もあったりしますけれども、ちょっと海から離れた、私、大久保ですけど、大久保の北側とか、海から離れたところに行くと、やっぱりその意識が距離とともに欠け始めますんで、そこは全域でしっかりと押さえていただきたいなというところがありますので、ぜひともこういった事業の周知や活動自体の授業は全域で行っていただきたいと、意見でございます。
○
穐原成人委員長 その他にございますでしょうか。
森委員。
○
森勝子委員 情報発信の取組のところでお尋ねしたいんですけども、先ほども林委員がおっしゃったとおり、意外と明石の市民の方たち、この
海づくり大会があるということを御存じない方が多くて、そこでお尋ねさせていただきたいんですけれども、さかなクンのイラストや大会マスコットキャラクターなどをデザインしたラッピング電車を、私ちょっとこれ、すごく楽しみにしているんですけれども、どのくらいの車両で、どの頻度で、何時の時間に走るということが分かれば、それを楽しみに見に行きたいなとは思うんですけども、そういった、どのくらいの頻度でラッピング電車が走るのかをちょっと教えていただけませんでしょうか。
○
穐原成人委員長 大久利豊かで安全な
海づくり推進室課長。
○大久利豊かで安全な
海づくり推進室課長 豊かで安全な
海づくり推進室課長の大久利でございます。
ラッピング電車の走行頻度でございます。このたびのラッピング電車というのは2編成ございまして、普通電車と特急電車がございまして、それぞれ1日当たり、普通電車が5往復、特急電車が5.5往復となっております。普通電車につきましては、姫路から三宮間、特急電車につきましては、姫路から阪神梅田間となっております。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 その他ございますでしょうか。
それでは、ないようでございますので、委員におかれましては、報告事項アからキまでの報告7件を聞いたということを御確認願います。
次に移ります。
その他の項でありますが、事前に申出を受けておりませんので、その他の項を終結いたします。
次に移ります。
3、閉会中の所管事務調査事項についてであります。
(1)戸籍及び住民基本台帳について
(2)国民健康保険及び後期高齢者医療保険について
(3)葬祭事業について
(4)コミュニティ及び人権推進について
(5)男女共同参画及び生涯学習について
(6)文化芸術、国際交流、文化財保護及びスポーツについて
(7)商工業及び農水産業について
(8)環境衛生及び環境保全について
(9)動物愛護について
以上9項目について、閉会中もなおよく慎重に調査検討いたしたいので、議長に閉会中の継続調査として申し出ることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
穐原成人委員長 御異議なしと認め、その旨、議長に申出をいたします。
以上で、
生活文化常任委員会を閉会いたします。
御苦労さまでございました。
午後 0時14分 閉会
以上は、本委員会の記録であることを証するため、明石市議会委員会条例第20条の規定により押印する。
生活文化常任委員会
委員長 穐 原 成 人...